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2017-06

ルドルフ・シュタイナーの肖像 - 2013.11.11 Mon

s-シュタイナー



 典型(タイプ、有機体の一般的な像)が時間的に先ず最初に最も単純な形態を取って現れるからといって、時間的に後続する形態がそれに先行する形態の結果であるとは言えない。全ての形態は典型の結果であって、最初の形態も最後の形態もそれが典型の現象形態であることにおいて変わりはない。真の有機科学の基礎にはこの典型を置かねばならない。そして、単に個々の動物、植物の種類を系統的に導き出そうとしてはならない。典型は有機的世界の全ての発展段階を、言ってみれば赤い糸のように貫いている。この典型をしっかりおさえ、この典型と共に大きく多様なこの領域を探索しなければならない。そうすればこの領域が理解できるようになるが、そうでない場合、この領域は他の経験世界全体と同様に関連のない個々の部分に分解してしまう。時間的に後に来るもの、合成されたものがそれに先行する単純な形態から導き出されると考え、この先行するものが根元的であると考えたとしても、それは誤解にすぎない。なぜなら、それはある特殊形態を別の特殊形態から導いたにすぎないのだから。
 …(中略)。それは、後に起きることを前に起こったことから説明するのは本当の説明でないこと、そして、時間的に一番目のものが原理的に第一のものではないことである。

ルドルフ・シュタイナー
(参考「ゲーテ的世界観の認識論要綱」筑摩書房)
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