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2022-06

ペンシャン・ブルー - 2021.04.21 Wed

s-ペンシャン・ブルー2


・「ムービーズ」ホルガー・シューカイ(1979)

 ホルガー・シューカイといえばなんといっても「ペルシアン・ラブ」。この曲は甘みがあると同時に実験的でもあり、聴いていてとても気持ちがよい。ホルガー・シューカイを代表する名曲といえる(この曲は日本でも何かの広告に使用されたようだ)。
 この曲が収録されているのがこの「ムービーズ」という作品。この作品はカンからイルミン・シュミット、ミヒャエル・カローリ、ヤキ・リーベツァイトが参加している。ポップでわかりやすい感じの局長の中にいろいろな音がコラージュ的に挿入され(ラジオか何かから録音したのだろうか?)、楽しい感じのする作品になっている。

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蛇魔女 - 2021.03.23 Tue

s-蛇魔女

・幻惑のブロードウェイ (ジェネシス 1974)

 ピーター・ガブリエル在籍時の最後の作品。2枚組のコンセプトアルバムで、実に壮大な音楽物語になっている。
 このアルバムの物語は、プエルトリコ人の青年レエル(RAEL)が兄を捜して旅をする、という内容である(ようだ)。
 前作「月影の騎士」と比較するとちょっとひねった不可解な感じがある。決して難解な音楽ではないが、曲の雰囲気がコロコロ変わるし、対訳を読んでも正直何を言っているのかよくわからないところが多い。この、音楽の美しさ(出来のよさ)と不可解な雰囲気とがまじりあった感じが、本作の持ち味だろう。

 初めて聞いたジェネシスのアルバムがこの「幻惑のブロードウェイ」だった。特に「蛇魔女(ラミア)」のギターソロには当時感銘を受けた。この曲のギターソロは、それまでの私のエレクトリック・ギターに関する感覚を根本から変えた。

サパーズ・レディ - 2021.01.23 Sat

s-サパーズ・レディ

 今回は本当にプログレの紹介です。

・「フォックストロット」(1972)ジェネシス

 イギリスのプログレッシヴ・ロックのバンド・ジェネシスの4作目のアルバムで、ドラムスにフィル・コリンズとギターにスティーヴ・ハケットが参加してからは2作目にあたる。前作のちょっとおどろおどろしい幻想性をさらに発展させたような作品になっている。
 聴きどころは大曲「サパーズ・レディ」で、曲が目まぐるしく変化し、摩訶不思議な世界を作っている。演奏も非常に印象に残る。この曲でスティーヴ・ハケットが弾いているのはタッピング(ライトハンド奏法)だと思われるのだが、現在なら当たり前だがこれは1972年の作品である。前作の「ナーサリー・クライム」が初めて録音されたタッピングだといわれる。

 ところで、2021年の1月にスティーヴ・ハケットの新作「紺碧の天空(Under A Mediterranean Sky)」が出ました。
 今回は地中海をテーマにしたアコースティック・ギター作品ということですが、想像していたよりもシンフォニックな感じの作品で、意外にギター以外の音の比重が高いです(特にキーボード系)。よくも悪くもかつてのクラシック・ギター作品である「ベイ・オブ・キングス」や「モーメンタム」の持ち味だった静かで暗く沈んだ孤独感のようなものは後退していて、ドラマチックでバラエティに富んだ音楽になっています。
 ギターはものすごく上手いです。
 エキゾチックな部分も目立ちます。特に「修道僧と魔人(The Dervish And The Djin)」の異国的な雰囲気が印象に残りました。




アシュラン - 2020.10.29 Thu

アシュラン

・イン・ザ・ラビリンス「神秘の回廊」

 このアルバムは昔CD店で偶然見かけて衝動買いした。
 その時点においてこのグループや作品に関する予備知識は全くなかった。ただジャケットのイラストに興味をひかれてその場で購入した。あと、帯によるとスウェーデンのプログレッシヴ・ロックらしかったので、その点も興味をひいた。
 ジャケットには薄暗い感じのところで絵筆をとる男が描かれているのだが、この絵がフォン・ツァムラの「ツァムララナンマ」を連想させた。
「ツァムララナンマ」のような音楽を想定していたが、実際に聴いてみるとかなりイメージの違う音楽だった。ツァムラのような茶目っ気を感じさせるようなタイプの音楽ではない。非常に民族的な音楽で、アジア的な要素が濃い。曲名も「カラコルムの峠」「ヒラム・アビフ」「アリー・ハッサン」「アシュラン※」「ミノタウロスの瞑想」「アラル海」など非常にエキゾチックである。以前これを車の中でかけていたら父が千夜一夜物語のようだといっていた。
 こういうところがこの作品の持ち味なのだが、この音楽は外面世界への旅というよりも、内面世界への旅へといざなう音楽ではないかという感じがする。
 個人的には名作だと思っている。とても気に入っている作品で、今でもよく聴いている。
発表は1996年ごろと思われる。主要アーチストはピーター・リンダールという人物で、メンバーは他にミカエル・W・ゲイエル、カリン・ランガルド・ゲイエル、スタファン・オットマン、ウルフ・ハンソン、ヘレナ・セランダー、ヘレナ・ヤコブセン。

※解説によると、トルコ語でライオンのことだそうだ。

第三の耳 - 2020.09.14 Mon

s-第三の耳

・「錬金術」サード・イアー・バンド

 作家のミヒャエル・エンデは錬金術について、錬金術の目的は金を作ることではないと述べている(「ものがたりの余白」岩波書店)。
 詳しく調べたわけではないが、錬金術には神秘思想的(宗教的)な側面もあったようだ。このアルバムのいう錬金術もそういうものを指すのかもしれない。
 このアルバムは昔ジャケット・デザインに興味をひかれて買ったのだが、非常に独特で幻想的な内容である。幻想的というよりも民族的といったほうがいいかもしれない。呪術的というか、オドロオドロしいところもある。プログレッシヴ・ロックに分類される作品ではあるが、そもそも通常のエレキギターやドラムスなどは出てこない。
 ではどういう音楽かというと、バイオリンとかタブラとかオーボエなどが出てきて、怪しげな民族的な音を出している。こういうのをチェンバー・ロックというそうだ。通常のロックとは違う作品なので、聴く人を選ぶ音楽かもしれない。しかしこの独特の雰囲気は慣れると面白い。
 作品のメンバーはグレン・スウィニー(タブラ、ハンド・ドラム、ウィンド・チャイムズ)、ポール・ミンズ(オーボエ、リコーダー)、リチャード・コフ(バイオリン、ビオラ)、マル・デイヴィス(チェロ、スライド・パイプス)。

 ちなみにこのアルバムのジャケットデザインの絵は、うろおぼえなのだが、たしかミヒャエル・マイヤーの「逃れ行くアタランタ」とかいうものではなかったかと思う(間違っていたら申し訳ない)。

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